Helckって面白いけど、”勇者”ってどういう人たちなの?と思いますよね。
おにいさんもHelckは10周以上読んでますが、なかなか難しい設定です。
こんにちは、Helckが大好きで考察やまとめ記事をたくさん書いてるマンガおにいさんです。
そこで今回はHelckの勇者についての情報をまとめ、考察しました!
基本的にネタバレですので、原作最終話まで読んでからこの記事を読むことをお勧めします。
Helckって面白いけど、”勇者”ってどういう人たちなの?最後まで読んだけどよくわからなかった。
Helckまだ全巻読んでない!というあなたは以下の記事をどうぞ。読んでくれ!!!めっちゃ面白いぞ!!!!
勇者とは「人間の覚醒者」のこと
勇者というのは、「人間の覚醒者」のことを指します。
Helck世界において勇者というのは間を超越した力を持つ人物のことで、(表向きには)本来100年単位で現れるくらいのレア度でした。
しかし、Helck作中ではとある理由によりすべての人間が覚醒により勇者=翼の兵士となりました。
当然、これは自然に起こるはずのないものではありませんでした。
これ以後は重要なネタバレです!
覚醒者は自然覚醒者と強制覚醒者の2種類
覚醒者は自然覚醒者と強制覚醒者に分けられます。
まず、自然覚醒者はヘルク、クレスのように強制覚醒せずとも人間の強さを超えた人物です。
ヘルクやクレスのような圧倒的な力や、それ以外の特殊能力に目覚めることもあるようです。
対して強制覚醒者は、ミカロスの術により強制覚醒した人間達のこと。
強制覚醒者は本来の肉体が覚醒に耐えられず、その副作用として人間らしからぬ翼が生えたり、筋肉が膨張したりして人間としての形を保てなくなります。
これが翼の兵士の正体で、ほとんどの人間は強制覚醒により翼の兵士となりました。
なお、ほとんどの人間は自らの意思が持てない翼の兵士となりますが、エディルたちのように精神が強いものはある程度の意思を持て、リーダークラスとして他の翼の兵士たちを指揮する場合もあります。
強制覚醒前から強い人は、覚醒後もある程度強いですね。
作中で判明している自然覚醒者は5名
作中で判明している自然覚醒者5名と、覚醒したことによる得た能力は以下です。
- ヘルク:強靭な肉体、超回復状態
- クレス:新世界の力を得る能力
- 勇者ウリア:不明(強靭な肉体?)
- ラファエド:転生
- ミカロス:不老長寿
4人の人間王が自然覚醒者だったかは不明ですが、何らかの能力を持っているため自然覚醒者である可能性は高いでしょう。
ウリアはヘルクと似た能力だったんじゃないかなと思います。
覚醒する条件はなんなのか
覚醒する条件はわかっていません。
ただ、ヴァミリオのリミッターが外れた状態というセリフから、もともと体や精神が強い素養を持っていることが覚醒する条件であると思われます。
強制覚醒しても意思がある翼の兵士のリーダークラスは、もともと人間としてもある程度の実力者たちですので、肉体の強さというのは覚醒条件としてありそうですね。
強さが重要そうです
覚醒の段階
自然覚醒、強制覚醒共に覚醒は2段階あり、段階ごとにその強さはレベルが違うものになります。
通常、精神の強い人間で覚醒する状態が変わります。
- 強制覚醒(通常):人間 → 翼の兵士 → 翼の兵士(おぞましい姿)
- 強制覚醒(強者):人間 → 翼の兵士 → 新世界の戦士
- 自然覚醒:人間 → 勇者 → 新世界の戦士
- 自然覚醒(ヘルク):人間 → 勇者 → 新世界の力を操る勇者
通常の強制覚醒の翼の兵士は、最終的に人間の形をしていない魔物のようなおぞましい姿へと変貌して今います。
これは、もともと肉体も精神も覚醒に耐えらえない人間がなるもので、もはや人間らしい姿はどこにもありません。
次に、精神の強い人間の強制覚醒は翼の兵士の後、翼の兵士のまま闇に包まれて顔もわからない状態になります。
作中ではエディルがこれになり、アズドラを危機に陥れました。
自然覚醒の勇者についても、エディル同様に新世界の戦士となってしまうことも可能で、これは勇者ウリア、そしてヘルクも一度はこの状態に変化しました。
そして、ヘルクはその後に凶戦士になることなく新世界の力を操ることができるようになりました。
覚醒の段階についてはすべて精神の強さが影響しています
考察:覚醒は”世界の意思”と関係あるのか
自然覚醒したヘルク、クレス、ウリア、ラファエド、ミカロスのうち、ヘルク、ラファエド、ミカロスは世界の意思の接触者です。
では、覚醒は世界の意思と関係あるかというと、全くの無関係ではありませんが覚醒=世界の意思との接触ではありません。
ラファエドはHelck作中では世界の意思側でしたが、転生の力を得た時期と世界の意思に接触した時期は異なり、転生の力を得たのが先です。
転生の力を得たラファエドは、当初その力を使って人間を良き方向へ導こうと何度も試みます。
しかし、何度試みても人間が成長せず戦争を繰り返したことから絶望。
その時に世界の意思に接触します。
また、ヘルクも物心つく前から覚醒していたとのことですが、世界の意思に接触したのは6歳で王都へ向かう途中でしたので、覚醒してから世界の意思に触れたことになります。
このことから、自然覚醒者=世界の意思の接触者というわけではありません。
ただし、ミカロスは覚醒と同時に世界の意思に触れたとのことで、その前後関係は不明です。
ミカロスに何らかの強さがあるようには見えないので、世界の意思がミカロスを覚醒させたという可能性も否めません。
考察:覚醒を”勇者殺し”から考える
覚醒とはなんなのか考察した結論から言うと、覚醒とは新世界に近づいた状態になることです。
その根拠は以下の通りです。
- アリシアの「勇者殺しは魔物に特効」というセリフ
- 魔物は大地の毒=新世界にしようとする力から生まれること
- 勇者殺しが覚醒者特効ということ
- ヴァミリオちゃんの考察
覚醒すると勇者と呼ばれ、今まで以上の力を得られることが分かっていますが、実は新世界の力を使えるようになることを覚醒者、そして勇者と言っているのでしょう。
そうなると新世界生物は、魔物を超越した魔物ということで、魔物側の勇者とも言える存在なのかもしれません。
新世界のあるべき形というのが人間は勇者で、勇者殺しは名前こそ勇者殺しですが、実際は新世界の力に対する特効なのでしょう。
勇者殺しの特効範囲めちゃくちゃ広いですね
まとめ:勇者とは人間の覚醒者!
Helck世界の勇者とは、人間の覚醒者のこと。
今までは自然覚醒者のみを勇者と言っていたようですが、ミカロスにより強制覚醒した勇者が生まれてしまいました。
自然覚醒者と強制覚醒者で由来は異なりますが、どちらも勇者と呼ぶのですね。
勇者のバーゲンセール…。これについてはヴァミリオちゃんが「勇者はそんな安いもんじゃない」と一蹴していますね。
ではでは、皆様よきマンガライフを!
他の考察についてはこちら。四天王の残りや強さランキングなどをまとめてあります。
よっしゃ、Helck一気読みするぞ!というあなたはこちらをどうぞ。